400坪の研修所も完成
多能工育成により、完全自社施工と売上高倍増を目指すリフォーム会社がある。それが、千葉県を地元にリフォーム売上高5億円以上を売り上げるワイケイアート(佐倉市)だ。400坪の研修センターも建造。コロナ禍で会社方針を見直す中で生まれた、新たな職人育成術と見据える会社の在り方とは。
【リポート/編集部・高田遥介】
新たに開設した研修センター
工事を7段階に細分化
今回始めた多能工新人育成研修制度は、現時点で職人として働く人と未経験者3人ずつ、計6人を新規採用し、多能工に育てるもの。2人体制の工事部を強化し、次のステージとして監理部の強化を行い、完全に自社施工ができる体制を3年以内に目指す。
このプログラムの特徴は、徹底した細分化とマニュアル化。教え方や育成方法を職人任せにせず、会社で生涯教育プログラムを作った。
まず、工事領域を細分化。工事を大工工事、電気工事、解体工事、塗装、設備、表層、雑工事(カーテンレールの取り付けなど)と分けた。さらに解体工事なら、トイレ、お風呂、化粧台など部位化。その工事現場に入った日数を毎週確認し、毎日結果を書かせて、自己評価と担当者の評価を記載する。その日中に、何ができていて何ができていないかを知ることができる。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)31面
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)17面
-
1654号(2025/06/23発行)25面