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ホームテック、オフショアで成約率向上

ホームテック、オフショアで成約率向上

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プレゼン資料の充実を実現

リフォーム売上高50億円のホームテック(東京都多摩市)は、オフショア活用により業務効率化や成約率アップに努めている。オフショアとは海外に自社の業務を委託すること。同社は図面や提案資料の作成を委託している。

オフショアにより実現したことは2つ。プランナーの作業を減らして仕事に集中できる時間を確保すること。そして、プランナーがつかない案件に対しても提案資料を充実させることだ。

まず、オフショアを進めるに至った背景にプランナーの生産性が上がらないことがあった。「作図作業を減らし、お客様の要望を汲み取って家をデザインするという本来の仕事に注力してもらいたいと考えました」と北島一広氏は語る。

また、金額の大きくない単体工事では、営業がプランナーに図面作業を頼めないケースもあり、その場合には簡易的な資料で提案をしていた。

「150万円クラスの成約率が下がっていたこともあり、そこを上げるためにフォローしていきたかった」と北島氏。図面があることで商談しやすくなり、受注が取りやすくなったという声が営業から挙がっている。

同社は、オフショア化をサポートするプラプロ(北海道河東郡)に依頼し、フィリピンの制作チームに業務を委託している。発注から48時間で図面やパースなどプレゼン資料が納品される。

「プラプロの担当者さんにリフォームの経験があり、リフォームで欲しい図面を分かってくれていたことが大きかった。エンドユーザーに伝わりやすい、プレゼン向きの図面が速く安くできます」(北島氏)

今後は、オフショアの浸透度を高めて活用をより促進するために、社内での仕組みづくりを行っていきたい考えだ。

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