「ふすまパネル」
和室から洋室へ印象を変える事が可能
雇用促進住宅や築年数の古い物件の原状回復工事を行うファーストクラフト(愛知県名古屋市)は、元々ある鴨居と敷居に誰でも取り付けが可能な「ふすまパネル」の販売を昨年開始した。
従来、改修のたびにふすまの張替えが必要となっていたが、張替える職人も減少し手間も時間もかかっていた。同商品は鴨居と敷居はそのままに、レールを取り付けるだけでパネルをはめることができる。パネルには強化紙合板を使用しているため強度が高く破れにくい。素材を紙にしたことで重量は7キロとなり、女性一人でも設置ができる。塗装をすることも可能なため、上から色を塗りなおし原状回復できる。また、家主が好きなカラーを塗り個性を出すことも可能だ。
取り付け方は、鴨居にプラスチックのレールを取り付け、ふすまパネルのはめ込み、下部のパーツの建て付けを調整の3工程。すべての工程をドライバー1本のみで設置が完了する。鴨居の経年劣化で起きた歪みにもパネルとレールのかみ合わせに余裕を持たせているため、2㎝までの誤差は対応が可能。価格はパネルとレールを含め1万6500円~。現在色は白のみの販売だが、オプションでカラー塗装をした上での納品も行っている。
「主婦の方でも取り付けが手軽に行える点がアピールポイント。軽量化と取り付けの簡素化にはコストと時間をかけて開発を行いました。家にいる時間が長くなったからこそ、自由に部屋作りを楽しんでもらいたい」と鈴木丈章会長。

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