ヒーター部は20カ国の採用実績
商社のジェイ・シー・イー・オーバーシーズ(東京都国立市)は、夏を目途に、鉄の10倍以上の強度を持つアモルファス合金を使った電気式床暖房の本格PRを開始する。約20年にわたり世界20カ国以上に展開してきたヒーターを採用しており、高い強度と、温度が上がりすぎない安全性などが特徴だ。
リフォームでの施工は既存の床材をはがして設置するほか、既存床材の上への施工
アモルファス合金は、錆びる可能性がステンレスの100万分の1という耐久性に加え、高い発熱性を併せ持つ金属。ヨーロッパでは同合金を利用したヒーターがパリのエッフェル塔に使われるなど、広く普及してきた実績を持つ。
床暖房システムの基礎となるシート状のヒーター部位は、スイスのAHS社のアモマットを採用。シンプルな形状で故障が少ないため、ヒーター部分は15年保証を付加した。最大温度が50度のため、やけどなどの危険性が少ない点も特徴だ。
リフォームでの施工は、既存の床材をはがして設置する方法のほか、既存床材の上に施工する方法も可能。6畳から12畳であれば大工の1日作業で終了する。
仕上げの床材も含めたユーザー出しの参考価格は、6畳間で約40万円。電気代金は1kw25円で8時間使用した際、1カ月で1620円の試算だ。
「徐々に住宅の断熱、気密性が高まっている中、東京などでは床暖房を使えばエアコンなしでも冬場を過ごせます。空気も汚さないこの床暖房を使っていただくことで、家の中の生活を快適に過ごせるように貢献できるのではないかと考えています」(国内営業部・市村光基セールスマネージャー)
販売は電材商社のカメダデンキ(大阪府守口市)を通じて行う。
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