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テオリアランバーテック、ノンケミカルな耐久性木材長野の間伐材を利活用

テオリアランバーテック、ノンケミカルな耐久性木材 長野の間伐材を利活用

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断熱リフォーム、木材保存・防腐事業を行うテオリアランバーテック(長野県松本市)は長野県林業総合センターと共同で、長野県の間伐材であるカラマツ、アカマツを利用した「Wolesty Moca」を開発した。ノンケミカル、腐らず、寸法安定性のある、耐久性無垢木材だ。

「Wolesty Moca(ウォレスティ モカ)

「Wolesty Moca」を外壁へ使用「Wolesty Moca」を外壁へ使用

同商品の特長は熱処理を行う前に減圧機の中で酸素を完全になくしている点。この作業により木材の酸化劣化を防ぐことができた。その後過熱水蒸気で熱処理を行う。ヘミセルロースを熱により変化させることで、木材に水分が取り込まれにくくする。2つの作業を行う事で、腐らず、変形しないカラマツ、アカマツを作り上げることが実現した。また、化学物質、石油物質を全く使用しない点も特徴だ。

長野県の針葉樹として60%を占めるカラマツやアカマツの有効活用ができないかと5年前から研究を開始。カラマツ、アカマツはねじれが出る事が課題だったが、今回の処理方法で解消できた。塗装をせずとも腐らず、コーヒーのような色合いが長持ちするため無塗装での使用を推奨している。

「現在ウッドデッキなどへの問い合わせが増えています。木の本来の色を生かしながら経年変化も楽しみつつ、木と触れ合ってもらえれば」(開発責任者専務丸山淳治氏)

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