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増税前の新築、増税後のリノベを大進建設

増税前の新築、増税後のリノベを 大進建設

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自然健康住宅の新築をメーンに、宿泊可能のモデルハウスも持つ大進建設群馬県伊勢崎市)は、約15年前からリフォームにも本腰を入れ、現在は1億5000万円の年間売り上げがある。全社の売上高は約8億円で、リフォームはまだ全体の2割弱にすぎないが、今後はリフォームの比率を上げていき、3年後には倍増の3億円を目指している。

リフォーム事業でもっとも注力していくのは、1000万円以上の大型リノベーション。現在はリフォーム受注の9割を新築0Bの工事が占め、水まわりや外装の部分工事が中心となるが、「それをまとめてパッケージ化し、ブランドとして確立する」(丹羽義人技術部技術マネージャー)方針で、具体的なメニューや金額、名称などの検討段階に入っている。

丹羽マネージャーは「消費税増税前は新築需要の方があると思うが、増税後は必ずリノベーションにシフトしてきます。1000万円以上のリノベーションを主力に考えているので、大手と比べて特別安いわけではありませんが、それでも新築に比べればコストは抑えられる。新築で構築してきた自然素材へのこだわりや健康・安全性を全面的に打ち出し、差別化を図っていきたい」と説明している。

リフォーム営業のアプローチとしては、2カ月に1度のペースで新築の完成現場見学会を開き、そこで同時にリフォーム相談会を行っている。リフォームの相談は来場者のうち1割程度だが、来場者の数自体が最近顕著に増えており、直近の見学会には土日の2日間で100組もの来場者があったという。丹羽マネージャーは「やはり消費税増税前のこのタイミングで新築を建てたいという方が多いのでしょう」と分析している。

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