フォーシンク(島根県出雲市・年商2億7000万円)の利益が改善している。直近の粗利率は33%で過去最高に達した。2年前の粗利率は29%だったが、前期が31%だったため上昇傾向にある。
1人あたりの粗利額は26%増
外注予算管理や利益率高い工事注力
商圏を狭め、利益率の高い仕事をより多く受注。営業マンの生産性を高めることに成功
前期は従業員1人あたりの平均売上高3579万円で、粗利額は1127万円だった。今期は平均売上高4403万円に対して粗利額は1423万円に増加したため、26%増と生産性が高まっている。
同社が行ったのは2つ。ひとつは粗利率の改善。外部への発注金額より請求金額が高い場合、営業マンに会議を通じてその理由を説明させるようにした。「お恥ずかしい話ですが、発注書すら出さないというケースもありました」と加藤圭吾社長は苦笑いを浮かべる。発注額と請求額をそろえることで、粗利低下防止に繋がった。

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