差額で負担なくリフォームへ
デジタルマーケテイングやリフォームを行うインフィニティエージェント(東京都千代田区)は、適正な住宅ローンへの借り換えをサポートする新サービス「KARIKARU(カリカル)」「KARIKARU for Bussiness」を開始した。AIを活用し、顧客の要望に沿うローンを自動判定することで、面倒な借り換え業務の効率化を進める。
住宅ローンの借り換えをサポートする新サービスを開始
「住宅ローンはどの銀行を選べばいいのか調べるにも時間がかかりますし、かなり大変かと思います。同サービスを使うと例えば団信保険を充実したいという話があった際、その要望に沿ったプランを出すことができます」(中田雅人取締役)
「KARIKARU」が提案できる住宅ローンプラン数は1万6000件以上。オンライン対応にしたことで煩雑な手続きを簡素化した。「KARIKARU for Bussiness」は、同社の住宅ローン借り換えサービスを外部に提供するもので、対象はリフォーム会社や工務店。自身の顧客に対し、住宅ローンの借り換えを提案することが可能となる。
「借り換えにより、従来のローンとの差額に合わせたリフォーム提案ができます」と中田取締役。ローンの金利や残高によっては400万円といったメリットが出るため、蓄電池や太陽光、外壁塗装といったリフォームをローン返済額の増加なく行える。「KARIKARU」内のシミュレーションにリフォーム費用を組み込めるので、いくらまでのリフォームであれば実質0円で行えるかも簡単に導き出すことが可能だ。
モデルケースでは、借り換えに興味があり実際に会えたユーザーの約半分が実際の借り換えに至った。
「現状の金利が0.8%以上で残高2000万円以上、ローンの残り年数が15年以上だとメリットがでます。実際100万円以上メリットがでると行う可能性が高いです」(中田取締役)
今後は自社での活用のほか、利用企業の拡大を進めていく。

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