訪問販売におけるリスクやコロナの影響もあり、反響営業に力を入れるリフォーム会社や工務店は増えている。象徴的なものがウェブ販促の強化だ。自社サイトやSNSなどを通じ、さまざまなコンテンツを充実させることで、単価アップや受注件数の増加につなげる3社の企業を取材した。
PV数1年で5倍、月2万5000に
新築年30棟とリフォームを手掛けるブルーハウス(愛知県豊橋市・年商6億円)は、ウェブサイトをリニューアルし単価アップを試みている。ウッドショックなどの影響により、利益の確保が難しくなっていることが理由だ。新築の価格帯は一棟平均2750万円だったが、現在の単価は3000万円ほど。粗利率は3割の確保を目指す。
リフォームもこれまではOB客のアフターフォローからの小さな注文が主だったが、今年に入って1500万円の改修工事を2棟受注するなど単価アップを実現している。「『新築で良い家をつくっているから、リフォームもきっと素敵なはず』というイメージをつくりたい」と森康成社長は打ち明ける。
そのために同社が仕掛けたのは、ウェブサイトを刷新してブランドイメージを高めることだ。手を加えたポイントは3点。1つ目は「リッツ・カールトン・ホテルのような高級感を出したサイトに変えました」と森社長。例えばコーポレートカラーも紺色に統一した。社名の通り、青は同社のシンボルだが、かつては空色でどちらかといえば親しみやすさを訴えていた。

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