「ココラボモデル」を公開
マンションデベロッパーのコスモスイニシア(東京都港区)は、千葉県にある旧社宅(築19年、65戸)を一棟買い取り、専有部・共用部ともフルリノベーションしている「リノマークス津田沼」内に、新タイプの内装「COCOLABO(ココラボ)モデル」を完成させた。同部屋は入居者が自らの部屋をカスタムできる余白を残した点が最大の特徴。
"カスタム可"のココラボモデル
例えば、シナベニア材の建具は購入者の好みのカラーや素材で塗装できるように仕上げられている。また、柱に使われる北山杉は表面加工を施さずに無垢材を使用している。手入れをするたびに艶が出て経年変化が楽しめるようになっている。また、床はナラの無垢材。コンクリート造のマンションながらも、室内は木の香りが漂い、なおかつ自らカスタムできる仕様となっている。
「新築マンションを約10万戸供給してきた中で、購入される方の一部に『完成された内装ではなく、自分でも部屋に手を加えたい』というニーズがあり、カスタムできるリノベーションを提案しました」(プロジェクトマネージャー、清水裕久氏)。
また、コスモスイニシアでは従来から住まいについて、生活者や大学と産学民共同研究を行っており、今回のモデルについても、東京工業大学塚本研究室との研究結果となる。1棟リノベーション事業は今回で4棟目。2013年5~6月には神奈川県横浜市で新プロジェクトがスタートする。
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