"土間"が広がるユニーク賃貸に
JR東日本グループで駅の高架下開発事業などを手掛けるジェイアール東日本都市開発(東京都渋谷区)は今月、昭和48年に竣工した旧社員寮を共用部・専有部ともにリノベーションし、専用庭付きテラスハウス賃貸「駒込ガーデンテラス」として運用を開始した。
2階建てで、戸数は20戸。1戸あたりの住戸面積は約18坪。
特徴的な部屋は、床面のコンクリートをむき出しにした土間タイプ。自転車などのアウトドアアイテムを室内に置いて、鑑賞したり、メンテナンスしたりすることも可能。また、壁付けキッチンを対面型に変更したタイプもある。さらに、構造躯体であるブロック造に直接白い塗装を施してブロックの素材感を生かした仕様の部屋もある。
コンクリート床の土間プラン
間取りについては、既存の間仕切りを解体し、部屋数を減らして大きな空間を増やした。既存の床の高さを低くするなどし、従来よりも天井高が10〜15センチ高くなっている。
耐震補強、断熱改修なども行い性能面も向上。設計は、サイト「東京R不動産」などの運営に関わるオープン・エー(東京都中央区)が担当している。
「新しいプランが受け入れられるか心配な面もありましたが、若いご夫婦からは評判がよく満足しています。今後も使われていない社員寮を再生していきたい」(オフィス・住宅事業本部開発企画部、佐藤政広次長)
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