生産性高め、来期20億円突破へ
不動産仲介事業を行う副都心住宅販売の子会社でリフォーム会社のコーディ(北海道札幌市)は、顧客ターゲット別に4つの部署を構築し、新たな提案体制をスタートさせた。各担当者の提案先を明確にすることで、専門性を高めることと、生産性の向上が狙いだ。
新たに構築した4つの部署のターゲットは以下の通り。
- 親会社の副都心住宅販売の仲介事業で発生した顧客
- 外部の不動産会社からの紹介顧客
- 自社のOB顧客
- 新規客
約50名在籍している同社社員はこの4つのいずれかのターゲットを担当し、これからは販促企画や営業戦略の立案から、実際の顧客提案までを部署ごとに行う。特に(4)の新規客を担当する部署はマンションと戸建ての担当に分けられており、人員別の提案先を明確化させた。
「今期は組織のあり方を構築し直した年度になりました。従来は発生した反響に対し、対応を繰り返していただけですので、自ら集客を考え、動ける体制作りの一歩です」(副都心住宅販売、佐藤直樹社長)
今期売り上げは組織の再構築に尽力していたこともあり、前年度と同様の14億円程度に落ち着く見込み。ただ、来期は新ショールーム(札幌市大谷地)が開設されることもあり、20億円突破を目指す。
「来年は独自基準をクリアした物件に対し『認定中古住宅』と名付け、PRしていきます。『認定中古住宅』とはインスペクションの診断書をつけた上、瑕疵保険への加入や長期修繕計画書の添付、さらに一生涯のメンテナンスサービスを付加したものです。これにより新しい中古流通の仕組みを作っていきたいと思います」(佐藤社長)

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