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東京テアトル、新ブランド「リノ人」開始

東京テアトル、新ブランド「リノ人」開始

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中古購入とリフォームを一括対応

 映画、ホテル、飲食事業などを手掛ける東京テアトルグループ(東京都中央区)は4月から中古住宅を購入して、リフォームしたいユーザー向けに、物件コーディネートと改修の設計・施工を請け負うワンストップビジネスを開始する。

 新リフォームブランド名は「リノ人(りのじん)」。
 リフォーム内容は2パターンある。1つはユーザーの個々の生活スタイルや希望に合わせて作るオーダーメードのスケルトンリフォーム。
 もう1つは、「テアトル標準仕様リフォーム」で、既存間取りを生かし、コストを抑えて室内をリフォームするというもの。
 仕様が体感できるショールームも都内に建設中だ。
 「PRについては渋谷、有楽町などに展開している映画館で本編作品の前に流れるシネアド広告も行う予定です」(執行役員不動産事業部販売統括部、千葉久司販売統括部長)。

標準仕様のリノベーションイメージ

標準仕様のリノベーションイメージ

 同社は映画、ホテル、レストランなどの事業の他、不動産事業も手がけている。
 リフォーム関連ビジネスについては、2007年から首都圏にある中古マンションを買い取り、再生して販売する中古再販事業を本格化している。
 累計販売戸数は約700戸。3月期決算では販売戸数が前年比20%増の160戸を見込み、売上高はリフォーム工事売上高を含めて、前年比約35%増の35億円になりそうだ。ワンストップサービスの他、再販事業もより強化していく考え。

 再販物件の築年数の平均は約22年で、平均販売価格は2250万円。内装については、基本内装プランが3種、設備建材などが3グレードあり、それぞれの顧客ターゲットや立地条件に基づき選択して再生している。

 具体的なプランは、ナチュラル系のカラーが「コンフォート」、濃い目のアクセントカラーでコーディネートされた「アーバン」、白を基調としたカラーの「シンプル」の3種ある。リフォーム費用には、築年数によって変わるが250万〜400万円ほどかけている。

 来期も160戸程度を計画し、近い将来200戸の安定供給を目指す。 

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