無印良品の住空間事業を担うMUJI HOUSE(東京都豊島区)は古い団地を改修し、リノベーションして販売する事業に取り組み始めた。年間100戸の販売を目指す。
東京都多摩市の永山3丁目第二住宅の部屋。外壁面と天井に断熱材を入れ、窓にはインナーサッシを取り付けている
この事業は古い団地を買い取り、リノベーション後に販売するというビジネスだ。今回5戸の住宅を買い取り、販売を始めた。物件は築年数が40〜52年ほど。
購入した部屋は一度スケルトン状態に解体してから再生した。中でも断熱改修にこだわった。断熱等級は4レベルにして温熱環境を改善。外壁や天井には断熱材を導入。「フェノール樹脂断熱ボード」などを採用した。また、窓には樹脂製のインナーサッシを取り付けた。
神奈川県横浜市の片倉台住宅の部屋。LDKの一部を無印良品の商品「ユニットシェルフ」で間仕切っている
間取りも工夫している。引き戸を多用し、開閉により空間を広くしたり仕切ったりする可変性を持たせた。さらに、光や風も通りやすいような設計にした。

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