新築やリノベーションで年間6億円売り上げるアース(東京都江戸川区)は、セレクトショップ「VIVO.(ヴィヴォ)」を運営している。仕入れている商品は、会社のコンセプトに合うものを厳選。店舗を通して自社のイメージを強調し、ブランディングを図る
相場より高い食器をそろえた
コンセプトは「上質な暮らしの提供」
35坪ある店舗では、椅子やダイニングテーブル、ソファーなど家具を販売している。また観葉植物、オーガニックのコスメや食品、食器やアロマオイルなど生活雑貨も購入が可能だ。内装はデザインコンクリート、漆喰やタイル、木材を基調としている。素材感を感じられるよう、工夫した。
店舗のコンセプトは「上質な暮らしの提供」だ。そのため相場より高い価格設定で、かつ大量生産されていない1点ものを選ぶ。例えば植物空間のプランニングを手がける植彩工房(東京都江戸川区)から取り寄せる観葉植物は、デザインコンクリートによる器と草花のセットで2万円以上のものも。また夫婦2人暮らしが使用するかも想定。自社で手がける住宅のブランドイメージと統一させている。
植彩工房の観葉植物を取り扱う
同社では、デザイン性の高い狭小住宅の提案を得意としている。力を入れているのは、夫婦2人で戸建てに住みたい、世帯年収が1500万~3000万円の層の獲得だ。「おしゃれなビルダー」という理念を実際に感じてほしいと、2年前にオープンした。商圏は東京23区全域対象で、世田谷区など都内の西側に住む富裕層からの依頼も増えている。

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