クロスポ(三重県三重郡)は前期リフォーム売上1億5000万円、前年比105%と着実に売上を伸ばしている。強化しているのは、間取りの変更や造作ができる「強み」を伝えることだ。
福田貴之社長は「水回りは、資本が強い大手の水回り専門店や家電量販店に価格で勝てないことが多かった。そこで間取り変更や造作まで提案できる、木造建築や古民家にも対応可能だというのを強みにしました。大工さんが業界全体で減っている中で、一人親方の人たちと多くお付き合いしているので、そちらをメインにやっていこうと」と語る。
塗装などを売り出すチラシ。手書きの絵とせりふは、有名漫画のワンシーンを意識
記憶に残る広告で認知度アップ
結果的に案件数は減少したが、1件あたりの単価アップにつながった。なかには3000万円以上になる二世帯住宅のリノベーションなども受注するようになった。高単価・大規模改修の案件が増えるにつれて客層も若年化した。ターゲットを30代夫婦、子ども1、2人を想定したファミリーに絞った。

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