リフォームポータルサイト大手のホームプロ(東京都中央区)はこのほど、2013年度の加盟店全体セミナーを東京、大阪で開催した。サイトを通じて高成績を収めた優秀店の表彰も行われた。ネットでの受注を伸ばしているリフォーム会社が続々と増えている。
工事完了額一位は山商 件数一位はフレッシュ

完了金額1位の山商リフォームサービス・山崎晶弘社長と、ホームプロ・伊藤栄作社長
サイトを通じた完了工事額で2012年度1位となったのは、山商リフォームサービス。完了工事額が13億円を超え、前年に引き続きトップの座を守った(表1参照)。
ホームプロ全体での成約金額も2011年度の109億円から156億円と43%もの伸びを見せており、ネットでの集客・営業活動を手掛けるリフォーム会社が増えてきている。
完了件数の表彰ではフレッシュハウスが1位を獲得。496件の工事を行っている。ホームプロ全体での受注件数が2011年度の6154件から2012年度の8040件と伸びており、それに比例して加盟店の受注件数も伸びている形だ(表2参照)。
工事の受注額の平均単価は192万円で、過去最高額となった。2010年度が185万円、2011年度が176万円と単価は減少していた状況から一気に上昇した。ホームプロはこうした好調の波に乗り、一気に今年度の受注成約額を200億円の大台に乗せる狙いだ。
接客・工事品質による顧客満足度が重要
今年の表彰で特徴的だったのが顧客満足度の高い顧客満足優良店が35社から55社と大幅に増加した点だ。
これは工事後の施主からの採点を集計し、5点満点中、平均点が4.75点以上ある加盟店を表彰するもの(表3参照)。
ホームプロの伊藤栄作社長が加盟店向けに行ったセミナーでも、「お客様の期待値を超える」ことが選ばれる会社になるための重要な要素である点が強調され、不満要素を取り除いた上で、満足項目を積み重ねていく重要性が説かれた。
工事品質や接客品質の向上はネット上での営業だけでなく、通常の営業活動においても会社の実力の底上げにつながる。会社の実力を上げるための取り組みの場としてホームプロでの顧客満足度アップを目指す会社が増えている。

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