関西を中心に展開する家電小売店の上新電機(大阪府大阪市)が水まわりリフォームに本格参入した。同社は昨年度に太陽光発電とオール電化を中心に49億5411万円のリフォームを売り上げている。4月中旬から水まわりリフォームに進出し、同社の店舗のうち180店舗にトイレの展示を開始し、約2カ月で200台、3800万円の売り上げを達成。目標としているトイレリフォームのみで初年度1億円達成は確実な状況。
同社は8年前からオール電化リフォームを開始。当時から増強してきた店舗から独立した営業部隊は現在70名を超える。店舗を窓口にリフォームの要望が出てきた場合、この営業部隊に引き継ぐことで高い成約率を実現できる仕組み。水まわりリフォームにおいても、この仕組みを利用することで短期間に実績を伸ばしている。
現在、トイレリフォームを中心に事業展開を拡大しているが、今後は順次水まわりの各部位に注力していくという。店舗のリフォームコーナーも充実させつつあり、テストケースとして姫路店には30坪のリフォームコーナーを設置している。
「オール電化や来年以降の太陽光発電の需要低下を見越し、水まわりリフォームを強化していきます。リフォームの売り場を徐々に充実させながら、扱う部位も拡大していく予定です」(エコ事業部 上田圭介課長代理)

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