住宅専門の生協ちば住宅コープ(千葉県船橋市)は、10月からリフォーム済み中古住宅の再販ブランドを立ち上げる。組合員から住宅を買い取ってリフォームを行い、販売に関しては他社に委託する予定。
ブランド名は「住宅性能再生住宅」。約600万円かけて外壁塗り替え、シロアリ防除、設備取り換えを実施。外壁と白アリに関しては5年保証を行い、保証書を発行する。
信頼性の高い生協の知名度を生かし、中古住宅に不安を持っているユーザーを取り込む狙いだ。
「中古住宅市場に関わりたいと考えていたところ、今年に入って組合員の方から『今住んでいる家を手放したいのだが、どうすればいいか』という相談を数件受けました。当社の会員は60代の方の割合が多く、老後のことを考えて持ち家を手放す方が今後増えることを見すえ、このブランドを立ち上げました」(山田育典理事長)
今後は、まず千葉県全域に約9000名いる組合員に対しチラシを配布し、住宅の買い取りを開始したことをPRしていく。目標として初年度は4件ほどの実績を上げたいと考えている。
同社の前期売上高は2億4000万円。消費者への不安を解消することを理念として掲げており、トラブルの多い外壁塗り替え、シロアリ防除に強みを持っている。

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