大建建設(新潟県新潟市)の売り上げが好調だ。9月の決算では前年度比123%となる6億8000万円のリフォーム売り上げを見込んでおり、来期計画では8億円を目指す。
売り上げが好調な理由を、高橋秀彰社長は「スタッフの成長が最も大きい」と話す。7年前から新卒スタッフを積極採用し、理念経営を導入した同社では、ここ数年契約率が急上昇している。以前50%ほどの契約率が現時点で約75%となり高効率体制が確立された。
「社内勉強会をしていますが、大型案件を取るにはどのようにするのか、スタッフ自ら考える体制がついてきたと思います」(高橋社長)
また、定期的に行うセミナーの集客が良いことも、売り上げに貢献した。新潟市の東西エリアで月1回ずつ、合計2回行う外装塗り替えセミナーのほか、最近は全面改修セミナーを開催。
これは、大規模リフォームにまつわるさまざま知識を提供するもので、1000万円級の大型リフォームを検討する見込み客が来場する。1度のセミナー開催での参加者は塗り替えが約20組、全面改装が5~10組。10月には地元の銀行とタイアップし、ローンの借り換えと全面改修を合わせたセミナーも計画する。
同社は新潟市内に2店舗を展開し、昨年からは介護事業などの新事業も展開。将来的には県外進出も視野に入れている。

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