富山県を施工エリアにリフォーム事業を展開するユニテは8年前にシステムサポートの業務管理システム"建て役者"を導入。現在は20名のスタッフが全員このシステムを通して業務を行っている。
同社では自社の業務の流れに合わない部分を、細かく要望をシステム会社に伝えてカスタマイズを重ねてきた。
多種多様なカスタマイズを行っているが、その一部として顧客情報分析のための機能追加がある。たとえば、3回以上契約をしている顧客を抽出する契約回数での検索機能や、外壁や屋根等の種別ごとに経過年数検索を行える機能を追加した。顧客情報をより詳細に有効な情報として取り出して分析し活用するためだ。会社としてどのようなユーザーが顧客となっているかをしっかりと分析できるようになった。
「どこをカスタマイズしたのかわからなくなるくらい、かなりの箇所、回数のカスタマイズを行っています。システムサポートさんには細かく対応してもらい、今では自然になじんで会社の業務と一体化しています」(花井千赴社長)
元々、業務管理システムの導入を検討したのは、社内の情報を一元化して、社内の情報伝達の効率化の実現や顧客情報をしっかりと社内で共有化したかったため。社内に自社サーバーを置き、ネット環境があるところであれば、様々な情報にアクセスできる環境を作り上げた。
「社長の立場からはネット環境さえあれば、会社に関わる情報を一元管理しているため、経営の現状を知り、手を打つことができる点が最も便利です」(同社長)
とはいえ、カスタマイズは常に継続していく終わりのない仕事でもある。同社でも常に更なる効率化を目指し、細かなカスタマイズを続けている。
≪カスタマイズの一例≫
顧客分析機能を付加 → [顧客検索機能]
- 受注回数検索(例:3回以上契約がある顧客など)
- 顧客ごとの平均受注単価検索
- 顧客ごとの総額受注単価検索
- 外壁や屋根等の種別ごとの経過年数検索 など
顧客分析を様々な切り口でスピーディーに行えるようになった

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