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「中古住宅経営戦略セミナー」に200人来場日本住宅保証検査機構

「中古住宅経営戦略セミナー」に200人来場 日本住宅保証検査機構

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 日本住宅保証検査機構(東京都千代田区)はこのたび「これからの時代~中古住宅経営戦略セミナー」を東京都内で開催し、200人が来場した。セミナーは2部構成で、いずれも中古住宅流通に関する最新情報や経営ノウハウが紹介された。

200名が参加
200名が参加

 第1部では弁護士の犬塚浩氏が登壇した。テーマは「仲介業者が責任を追及された事例紹介」。これは宅建業者が一般消費者に仲介した中古住宅で浸水があったことを受け、宅建業者が190万円の損害賠償金を支払うこととなった判例を紹介。

 宅建業者は中古住宅の購入希望者に対して必要な調査を行い、説明すべきだということを認めた事例。トラブル防止のためには、かし保険などでカバーする必要があると解説された。

 2部では札幌を地盤とする不動産会社、副都心住宅販売の佐藤直樹社長が講演した。テーマは「宅建業者のリフォーム提案成功事例」。同社では中古住宅仲介を年間1200件手掛け、そのうち8割の物件でリフォームも受注。その額は年間10億円を超える。佐藤社長は仲介とリフォームを融合させていくことのメリットについて語った。

 「お客さんに2000万円の予算があると、不動産会社は2000万円の物件を紹介してしまう。しかし不動産を1000万円にして、リフォームに1000万円という選択肢もある。調べてみると1000万円リフォームする方が満足度が高かった」(佐藤社長)

 リフォームと仲介を組み合わせることで収益を拡大している。

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