相鉄グループのリフォーム専業会社・相鉄ホーム(神奈川県横浜市)は9月20日から、小修繕を中心とした新サービス「S・H・A・L・S・S・(シャルズ)」を開始した。
かつて同社が手掛けた新築住宅が多数点在する、相鉄いずみ野線沿線で展開。電球の交換から建具の調整、水漏れやトイレの詰まりの対応など、ちょっとした小修繕を「お困りごと対応メニュー表」を用意し、1000円~1万円強ほどで請け負う。経験豊富な技術スタッフが相談を聞き、施工まで行う。
中でも同社本社が位置する横浜市泉区緑園エリアでは、男性の技術スタッフ1人と女性スタッフ1人がペアとなる形で各家庭を訪問する。女性スタッフは修理を待つ間の世間話で様々な相談に乗り、場合によっては相鉄グループ各社も紹介する。「例えば遠方から知人が来るといった話をお聞きしたら、弊社グループのホテルを紹介するなど、御用聞きをイメージしたサービスでお客様の相談に寄り添っていく」(同社業務部担当者)
こうしたサービスを通じ、相鉄沿線地域住民との関係をさらに強め、今後のリフォーム受注につなげていく。
同社は2012年に新築事業から撤退。ただし相鉄沿線にはそれまで手掛けた新築物件が約1万戸あり、築10年以上のものも多いため、今後も同社の主要顧客として関係強化に努めていく。同社の前期(2014年3月期)売上高は7億円。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
WEB限定記事(2025/07/03更新)
-
1654号(2025/06/23発行)25面
-
1654号(2025/06/23発行)31面
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)21面