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「スムストック」1000件成約へ優良ストック住宅推進協議会

「スムストック」1000件成約へ 優良ストック住宅推進協議会

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 優良ストック住宅推進協議会が進める中古住宅「スムストック」の販売成約数が伸びてきている。今年度は1000件を超す計画。2013年度は約750件、2012年度は約590件だった。2008年度から販売しており、2014年6月時点での累計販売戸数は2440件となっている。

品質を重視

ハウスメーカー10社、良質な中古流通目指す

 優良ストック住宅推進協議会は、良質な中古住宅の供給を活動の目的としており、一定の品質を持つストック住宅を「スムストック」と呼んでいる。対象となる住宅は、協議会に加盟する住宅メーカー10社が供給してきた建物で、以下の3つの条件を満たすもの。(1)住宅履歴情報が管理されていること、(2)建築後50年以上の長期点検制度の対象になっていること、(3)新耐震基準レベルの性能があること。

 売れる要因について中林昌人代表幹事は「性能が分かり、買った後のメンテナンスも継続されているので『スムストック』は一般的な中古住宅に比べて安心感がある」と話す。

 協議会には、旭化成、住友林業、積水化学工業、積水ハウス、大和ハウス工業、トヨタホーム、パナホーム、ミサワホーム、三井ホーム、ヤマダ・エスバイエルホームとグループの不動産会社が加盟している。10社の総ストックは400万戸ほどあり、年間2万戸ほどが中古住宅市場で流通されている。

 協議会ではさらに査定数を増やし、一定の品質を持った中古住宅の流通を促進させていく方針。

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