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相鉄ホーム、新規強化で千円からの修繕サービス

相鉄ホーム、新規強化で千円からの修繕サービス

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 相鉄グループのリフォーム会社、相鉄ホーム(神奈川県横浜市)は、新築OB客以外の新規客開拓を加速する。1000円から行える小修繕サービスなどで新規客開拓を進め、現在売り上げの30%である新規客割合を50%まで高める方針だ。相鉄ホーム「シャルズ」

 同社は相鉄グループの住宅会社として2000年に設立。新築住宅を中心とした事業を展開してきた。ただ、将来的なリスクなどを理由に2012年に新築事業から撤退。現在はリフォーム専業会社として7億円の売り上げを持つ。これまでのリフォーム事業は約1万戸の新築OBを中心に行ってきたが、リフォーム事業強化にあたり、新規開拓活動を推進していく。

 そうした中、9月から始めたのが、住まいと暮らしの困りごとを解決するサービス「S.H.A.L.S.S.(シャルズ)」。電球交換から水栓の交換、トイレのつまりなど、いわゆる日常的に発生するさまざまニーズに低価格で対応する。

 例えば壁付混合水栓交換は8000円~(材料費別)、水栓パッキンの交換は5000円~(材料費別)という価格設定。専任の工事担当者を2人配属することで、1万円以下の価格帯を実現した。

 特に本社がある横浜市泉区緑園エリアは、女性スタッフと男性スタッフがペアになり、各家庭への訪問活動を行っている。リフォームは女性が決定権を持つケースが多いため、女性スタッフが相談役となり各家庭のニーズをヒアリング。「不動産を売却したい」などの要望があった際は、グループ会社の紹介も行う。

 「相鉄ホームは注文住宅を行う会社としては知られていますが、リフォームを行うという認知はまだまだ。まずは知ってもらう活動です」(大友貞明取締役営業部長)

 シャルズのPRのため、現段階でサービスメニュー約30項目が掲載されている冊子を営業エリアに1万部強配布。そこから1日2件ほど、何かしらの依頼が入っている。今後は「チラシを広範囲にまいていくことも行います」と大友取締役。これまで毎月1、2万枚を配布していたチラシの枚数を増やし、リフォーム会社としての告知活動も強化していく。

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