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ゆとりフォーム、上期売上高は前年度比85%

ゆとりフォーム、上期売上高は前年度比85%

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 ゆとりフォーム(東京都板橋区)の2014年度上期売上高は前年度比約85%と、大幅減収となった。通期でも、厳しい予測であり、前期の96億円を大きく下回る80億円前後を予定している。

 「4月から6月にかけ需要が徐々に上がりましたが7月に落ち、8月、9月と回復傾向にあったものの、再び10月に落ちました。先が見えない状況にあります」(大澤洋昭社長)

 前期過去最高売り上げを更新した同社であるが、今期は消費増税の反動減が発生。下期も回復を見込むことは難しい状況にある。そこで、11月からは新たな水まわりのキャンペーンを企画。対象のTOTO商品を選択すると、最大20万円分のオプションのプレゼントを開始した。

11月は水回りキャンペーンを実施
11月は水まわりキャンペーンを実施

 キャンペーン部位はキッチンとバスルーム。特にキッチンのクラッソは食器洗い洗浄機やガラストップコンロど、20万円分をオプションとして選択できる。バスルームのオプションは最大15万円のプレゼントとした。

 また、OB客向けのPRを12月から開始。約10年前に工事をしたOB客に向けて、給湯器の特別割引案内を送付した。「今まではあまりDMを送付していませんでしたが、製品を絞り、行っていきます」と大澤社長。給湯器のPRでOB客とコンタクトを取り、その後の工事につなげていく。

 さらに、将来に向け人材を会社にとどまらせるため、10月からは日曜日を定休とした。「11月は珍しく退職者がゼロでした。定休日のせいかは分かりませんが、効果が出ているかもしれません」(大澤社長)

 来期は、新たな拠点を出さずに、現20拠点で展開する予定。今後、人材の成長と共に新店の展開を再開する予定だ。

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