奥山建設(埼玉県ふじみ野市)は、省エネ生活の勉強会「くらけん」を開催している。省エネにつながる暮らし方のコツを共有することが目的。参加者は同社のOBがメーンで、毎回10人ほど。新築や大型リフォームを検討しているユーザーの参加もある。

勉強会「くらけん」の様子
参加者は、自宅で消費したエネルギーを記録した資料を持参。資料作成には「1985アクションナビ」サイトを活用する。同サイトでは、月ごとの灯油、ガス、電気の使用量と住所を入力すると、ユーザー家庭と周辺地域の標準家庭のエネルギー消費量を比較することができる。1年間のエネルギー消費量の合計と内訳、月ごとの消費量がグラフで表示され、消費量の大小が一目で分かる。
勉強会ではこの資料を用いて参加者の暮らしの省エネ度を「見える化」する。省エネ上手な参加者の生活を手本にして、参加者全員で具体的な省エネの方法を模索する。
例えば、冬のガス消費が多い家庭の場合は、ファンヒーターの設定温度を下げる、もしくはエアコンに切り替えるといった対策が考えられる。また、水まわりサッシの断熱強化や太陽光温水器などの省エネに使える機器の解説も行っている。
同会は一昨年に第1回を開催。昨年12月には第4回が開催された。日曜日の午前に2時間ほど行われる。省エネ研究の他に、庭づくりや木の手入れの講座などもある。終了後には希望者が参加する食事会も開かれる。
「新築OBの中でも関心が高そうな方々を中心にDMを送り、参加を促してきました。今後は、より広い範囲の人々へ参加を呼び掛けていきたい」(加藤真哉副社長)

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