コープハウジングひろしま(広島県広島市・上川憲治社長)は今期から中古再販物件の見学会を開催。物件そのものの販売とともに、リノベーションの受注拡大を図っている。

見学会を行った再販物件。ウォールナットの床材、タイル張りのキッチンなどが好評だった
1~2月にかけて3日間、オープンハウスを開いた。会場となった物件は築18年のマンション。リノベ費用は800万円。床材にブラックウォールナット、内装にクレイペイントを用いるなど、自然素材を前面に打ち出した内容。また、キッチンカウンターや洗面室、バスルームには黒いタイルを張り、デザイン性も高めた。
同イベントには15組が来場した。開催後にも見学の問い合わせが数組あった。3組から現調依頼があり、すでに1件500万の受注が出ている。
「狙いは自社の施工事例を体験していただく機会づくり。今期から再販物件でのオープンハウスを企画しています」(新井康善営業部部長)。物件の販売価格は2300万円。4月以降の販売を予定しており、今後もオープンハウスを何度か行う計画。
今期は再販物件を5棟手がけた。来期は、現在3つある各営業所で四半期ごとに1棟手掛けるのが目標だ。
「これまでメーカーショールームでのイベントが集客の中心でしたが、来場の伸びが鈍化しており、他の集客手段を模索していきます」(新井部長)
近年、主力のショールームイベント以外の集客にも力を入れている。それがスタジオ「YUTOROGI」での体験教室の開催だ。同スタジオは自然素材のリフォーム体感型施設。パステルリボンアートや銀細工アクセサリー作りなどのカルチャー講座が毎週行われている。
来期はさらに集客を伸ばすべく自社ショールームの設置を検討している。「設備機器を展示する施設を考えています」(同部長)
同社の2015年3月期売上高は9億2000万円の見込み。
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