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土屋ホームトピア、福岡支店の業績好調平均単価は700万円

土屋ホームトピア、福岡支店の業績好調 平均単価は700万円

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 土屋ホームトピア(北海道札幌市)の新拠点、福岡の業績が好調だ。開設から約1年半、前期の売り上げは2億円弱。今期は2億円を超える予定で、工事単価は全国平均の3倍以上となる約700万円を記録している。

 福岡支店は同社の西日本初の拠点。従来は、親会社の土屋ホームが展開するエリアを基本に北海道から南下する形で拡大してきた。福岡が初めての飛び地出店で、現在は社員4人、パート3人の合計7人が常駐。福岡市中央区の中心部に店舗を構え、営業エリアを絞った形で展開する。知名度がない中での戦略を菊地英也社長はこう話す。

 「場所は三越から歩いて5分ほどの場所。大型工事を行いそうな方が多い地域なのです。そこで高額リフォームに商品を絞り込み、強みを生かした戦略を進めています」

 同社は、北海道の技術を生かした高性能断熱リフォームに優位性を持つ。新規参入企業も多いリフォーム市場の中、"超省エネリフォーム""古民家再生"など差別化できる専門性の高い提案を同拠点では進めてきた。

 「工事をしたお客様は『おたくの営業マンが熱心だから全部変えたんだ』と言ってくださる。お客様は水まわりを変えるだけで良いと思っていた方が大半です」(菊地社長)

 同地区は、寒さがあるにもかかわらず、断熱リフォームを専門的に提案する企業が少ないことも差別化を進められた要因だ。菊地社長は「西日本では同様のニーズがある」との見方を示す。福岡をさらに拡充しつつ、将来は西日本の他の都市部でも同様の展開を検討していく方針だ。

 同社の前期売上高は50億8000万。近年はマンションリフォーム等も強化している。

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