関西を主軸に38億円売り上げるアートリフォーム(大阪府大阪市)が関東展開を強化する。今年の8、9月をめどに品川周辺に関東2拠点目の出店を計画。エリア人員は前年度の2人から増員し、6月には8人となる見込みだ。「オリンピックまでは年間1店舗ずつ出店したい」と大本哲也社長は、事業拡大に意欲を見せる。
「五輪まで毎年1拠点の出店を」
同社が関東に進出したのは、2013年の5月。場所は新横浜。現在、同拠点の売り上げは、約1億円。元請リフォームと不動産会社からの改修依頼がほぼ半分ずつの割合だ。
「来期(7月決算)の目標が関東で3億円」と大本社長。このたび、リーダー候補の社員が同エリアに加わり、6月に入る新卒メンバーを入れると人員は8人体制となる。2拠点目が完成した折には、人員を4人4人に分けて運営していく方針だ。
品川に出店を計画する理由を大本社長は次のように話す。
「新横浜にありながら、川崎市、大田区からの案件が多い。どちらも行きやすい場所として、選びました」
今後は埼玉や千葉、東京東部など、現在地点と離れた場所への出店を構想。関東をぐるりと囲む形で店を出し、その後、間を埋める戦略だ。
同社の今期リフォーム事業売上高は35億~38億円の予定。前期の35億円より若干の増収を見込む。2018年には名古屋への進出も計画。関西以外での展開を加速していく方針だ。

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