ワンストップリノベーションサービス「ゼロリノベ」を手掛けるgroove agent(東京都港区)は、スウェーデン出身のDIYクリエイター、アントン・ウォルマン氏と共同設計したリノベーション住宅「THE JAPANDI HOME」を9月6日より販売開始した。
ウォルマン氏は、YouTubeをはじめとしたSNS総登録者数200万人を超えるインフルエンサー。今回の事例は、ウォルマン氏にとって初のリノベ住宅プロデュース案件でもある。日本の「北欧的ミニマリズム」と「和」の美意識を融合し、築65年のビンテージマンションを再生した意欲作だ。
「THE JAPANDI HOME」の特徴は、「Less」を志向するシンプルかつ機能的な造り、自然素材の採用、光の取り入れ方への工夫などが挙げられる。また、居室には円窓と畳のくつろぎ空間を設け、左官壁、有機的なアール加工、障子による間仕切り兼アクセントウォールなど意匠性も高い。
第一弾物件も完成。東京都目黒区内にある、築65年の専有面積48.79平米、鉄筋コンクリート造の中古マンションだ。販売価格は5280万円。別で管理費5000円、修繕積立金が2万円(それぞれ月額)。
開発の背景には、在日外国人からマンションや賃貸のデザインと間取りに関する問い合わせが多数寄せられるようになったこと。従来の新築や賃貸では希望を満たせないケースが多く、築古マンションのポテンシャルに注目した。

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