キッチンデザイナーズギルド(東京都品川区)が運営する「輸入キッチンを考える会」の11回目が行われた。キッチンデザイナーやメーカー担当者ら11人が参加。会では、アメリカなどの輸入部材を使ったオーダーキッチンのプランニングができる人材を育てる研修プログラムについて、討論が行われた。

オーダーキッチンを学ぶ参加者
現在検討している研修コースは2種類。1つは「輸入キッチンコンシェルジュコース(入門)」。これは2日間で16時間学習したのちに試験を行い、資格を取得できるというもの。講習内容は、基礎編、設計編、部材編、プレゼンテーション編など。
例えば、基礎編では、日本のキッチン遍歴、日本と欧米キッチンの違い等を学ぶ。設計編ではゾーニング、レイアウト、部材選定、カラーなどについての講義を行う。部材編はキャビネットの機能、種類、カウンタートップ、水栓、シンク、コンロなどの部材知識を学習する。
また、もう1つのコースは「NKBAアソシエートキッチン・バスデザイナー認定コース(初級)」。こちらでは米国のキッチン・バスの業界団体NKBAがアメリカで使用しているキッチンデザイナーの研修プログラムの日本版を元に研修を行う。
菊池クリス代表は「海外ではキッチンはオーダーで作るのが当たり前です。知識を学び日本で輸入キッチンのプランニングができるプロを育成していきたい」と話す。

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