自然素材を用いたリフォーム提案で客単価向上に成功したのがアルファテック(栃木県小山市)だ。5年前41万円だった客単価が前期60万円まで増加した。

自然素材を体感できるショールーム
増加のポイントは、複数個所の工事受注を増やした点。これまで売り上げの中心を占めていた外構工事だけでなく、建物内のリフォーム提案を強化。外構と内装の両方で受注できるようになった。
内装工事提案の場は市内の自社ショールーム。店舗内は同社が提案する自然素材の建材を使用。腰壁は栃木・福島・茨城の県境で取れる八溝杉の無垢材を、塗り壁として珪藻土を、床材には無垢のレッドパイン材を使い、体感できる場とした。
「来店誘導型の店舗を目指し、3年前にショールームを改装しました。コンセプトは安全と健康。単なる設備交換ではなく、身体にやさしい住まいづくりを提案しています」(望月俊彦専務)
ショールームの改装により、来場者は年間1,000組に倍増。内装工事も売上構成比で1割増の4割に伸びている。
「前期業績は、停滞した受注件数を客単価の伸びで補う形になりました。今期は客単価を維持しつつ受注件数を伸ばしていければ」(望月専務)
同社は今期、前期比110%の年商5億円を計画している。

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