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アマゾン、リフォームに本格参入4社が5500点出品

アマゾン、リフォームに本格参入 4社が5500点出品

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 ネット通販の大手アマゾンがリフォーム市場に本格参入した。ウェブサイト内に「リフォームストア」を開設し、約5500点のリフォーム商品の販売を開始した。

左からアマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長、大和ハウスリフォーム杉浦純一社長、積水ハウス阿部俊則社長兼COO、ダスキン山村輝治社長
左からアマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長、大和ハウスリフォーム杉浦純一社長、積水ハウス阿部俊則社長兼COO、ダスキン山村輝治社長

 「リフォームを検討されているお客様に、商品を分かりやすい形で用意し、多くのご要望にお応えしていきたい」。こう話すのはアマゾンジャパン(東京都目黒区)のジャスパー・チャン社長。

 オープンした「リフォームストア」の特徴は3つある。1つ目は品揃え。現在、ストア内に約5500点の商品が販売されている。商品カテゴリーはキッチン、洗面台、トイレ、お風呂、給湯器、収納・整理、窓、手すりの8部位。またハウスクリーニングや建物検査もある。

 リフォーム商品はすべて工事付き。このサービスは積水ハウスグル―プ、大和ハウスリフォーム、ダスキン、ソニー不動産の4社がストアに出店するという形式を取っており、商品の販売と工事はこれらの出店企業が行う。

 2つ目の特徴は、工事込みの定額パッケージ商品であること。例えば大和ハウスリフォームは、定額パッケージ商品「レディメード」を出品。すべての商品が施工費を含めた価格表記となっている。

 3つ目の特徴は利便性。ユーザーは、ネット上で様々な商品の仕様や価格を比較し、希望するリフォームをオンラインで注文できる。さらに予算、戸建てやマンションか、といった住宅タイプなどで検索や絞り込みができる。また注文後は、出店会社から日程調整の連絡が入り、現地調査と工事内容の説明に来てもらえる。消費者はプランの内容に納得した上で契約するか否かを決めることができる。

 「これまで当社では施主支給という形で、商品単品の販売を行っておりました。お客様からは、工事の発注などで苦労しているなどの声も寄せられ、工事込みの商品販売に需要があると感じ、今回のサービスの開始に至りました」(DIY・工具・ガーデン事業部シニアカテゴリーマーチャント市川峰央マネージャー)

 今後はさらに商品点数を増やしてていく方針だ。

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