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不動産販売事業を行うIBIインターナショナル(東京都中央区)は、中古物件再販事業の売上高を倍増させている。前年度比100%増と非常に好調な売上げを記録した。前期の売上高は6億円で、今期は40件から50件の物件の販売により、売上高は10億円から12億円に達する見込みだ。
同事業を本格化させるにあたり、2年前に中古再販事業大手インテリックスでの勤務経験を持つ中江啓孝さんを本部長に据えた。そのほか大手仲介会社や同業他社の元社員を3名迎えたことが売上げ倍増につながっている。比較的低価格でできる内装リノベーションの工夫について、中江本部長は「リノベーションの選択肢が限られている中でも工夫を行っています。採光が多く取れる物件の場合はフローリングを濃いめの色にして高級感を出す。また壁の一面だけ濃い色で仕上げてメリハリを出したり、壁と床の色を合わせ部屋を広く見せたりする工夫もしています」と話す。
物件の平均販売価格は2000万円程度。築10年以内の物件は表装的なリノベーションで費用も100万円以下。築20年ほどの古い物件では、フルリノベーションを行い、費用は700万円から800万円。
同社の全体売上高は10億円で、従業員数は7名。うち4名が中古再販事業に携わっており、事業拡大に伴い、毎年1名程度増員していく予定。

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