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検査済証なしの物件や、既存不適格物件を再生する設計事務所が、再生建築研究所(東京都渋谷区)だ。昨年8月には東急(同区)と業務包括提携を結び、2021年度のグッドデザイン賞では、自社で設計・運営を行う「ミナガワビレッジ」がベスト100を受賞した、注目の設計事務所だ。どのようにして、物件を再生させるのだろうか。
【リポート/編集部 高田遥介】
耐震とデザインを両立
「ミナガワビレッジは、増築を重ねて既存不適格物件となっていたものを、オフィス、ワークスペースなどを兼ねた複合物件に変えた事例
同社は、「建築の不可能を可能に」をコンセプトに、再生不可能とされる難物件を次々と再生してきた。
神本豊秋社長は、建築が新築だけの時代ではなく、古い建物の価値を再認識し生まれ変わらせる時代だと考えている。
「建築物の寿命が、日本と欧米では全然違います。日本は約30年、欧米では約100年と言われています。しかし、それは疑問です。時間が経ったからこその魅力や、素晴らしさがある。それらを、私どもの再生建築を通じて未来へと引き継ぎ、建物やエリアの価値向上につなげたいです」

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