《ガーデン リフォーム成功術 (1)》HMG Planning Office、デザインはロジック「説明すれば高くても選ばれる」
ガーデン リフォーム成功術 (1)
庭改修、提案のポイントは?
ガーデン・エクステリアのリフォームで顧客が満足する提案はどのようなものだろうか。今回、独自の取り組みや工夫を行い成功している3社を紹介する。
成約率、ほぼ100%
「図面で書いたものは全て説明できます。成約率はほぼ100%です」。こう語るのは、HMG Planning Office(東京都八王子市)の星ひで樹社長だ。デザインは感覚や感性ではなく、ヒューマンスケールやランドスケープなどのロジックに基づくべきだと強調する。デザインは問題を解決することであり、問題を見抜く力がないと解決できないと指摘。さらに、装飾だけでなく、根本的なボディの部分もデザインだと語る。
広々としたテラスを作り、室内から大きな花壇を楽しめる庭へと生まれ変わった
例えば、東京都の個人邸のリガーデンでは、顧客が高齢の母親に「素敵な庭を見せてあげたい」という思いで同社に依頼。広々としたテラスを作り、室内から大きな花壇を楽しめる庭へと生まれ変わった。「改修前は道路から庭が丸見えだったので、きちんと目線が隠れるようにしました。また、回遊式ガーデンから、のんびりできる滞在型へと変えています」と語る。さらに、高齢者は目線が下にいくため、目の刺激にならないよう下からのライティングではなくブラケットライトを採用するという工夫も行っている。
「どの要素も他と連動しているべきなので、一つだけずらすことはできません。それをお客さんに説明すると、『これはいらない』と言えなくなります。理にかなった話をすることが大切です。それができないと、デザインとして成り立たないのではないかというのが僕の考え方ですね」
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