特集:外装営業のニューノーマル
外壁塗装用のモデルハウスを活用し、80万~100万円だった平均単価を180万~200万円にまで向上させた会社がある。年間約50件の工事を受注している、外装専門店のふじ美塗装(熊本県熊本市)だ。
断熱効果のある「ガイナ」を使用
モデルハウスは3階建ての戸建て住宅と敷地内にあるプレハブ小屋だ。戸建てには、主に2色の外壁塗装を施した。太陽光があたる東・南・西側の外壁は光の反射率を強くさせ温度上昇が見込める白色を、日当たりが悪い北側の外壁はカビやコケが発生しやすいため目立たないよう、黒色を基調としている。色を選ぶ際は光の当たり方も考慮する重要性を、太陽光の下にある建物の外壁を見てもらいアピールするのが狙いだ。
特にこだわったのは、単価を抑えたシリコン塗料だけではなく、高価格帯のフッ素の塗料や「ガイナ」をメインにしたこと。南の壁には耐候性が優れたロックペイントの「サンフロンUV」、東の壁には菊水化学工業の最高級塗料「キクスイSPパワーフッ素」を使用。さらに戸建てとプレハブ小屋どちらの屋根にも、断熱効果の高い日進産業の「ガイナ」を選んだ。

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