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300件超の空き家を管理、抑制のカギは家族の話し合い

300件超の空き家を管理、抑制のカギは家族の話し合い

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空き家問題2023

2013年に設立した空家・空地管理センター(埼玉県所沢市)では、無料の相談業務から空き家・空き地の管理業務までをワンストップで行う。対象範囲は全国500以上の市町村。伊藤雅一理事に空き家問題の要因や空き家を減らすためにできることを聞いた。

年間約3000件の相談
家主存命の空き家も多数

空家・空地管理センター 同センターが考える空き家発生の仕組み

同団体では、空き家・空き地をどうしていいかわからない人たちの無料相談を受ける。相談を聞いていくうちに、売りたい、修繕したい等の方向性が決まれば、司法書士や不動産会社など対応できる専門家を紹介する。

月100円から管理業務も請け負っており、現在は全国で約300件の空き家を管理している。100円の場合は月1回の巡回で管理看板の設置やクレーム対応を請け負う。4000円から空き家を管理する「しっかり管理」では、月額に応じて月1~4回の巡回のほか、ポスト清掃、雨漏り点検、換気なども行う。

「売りたい人や貸したい人は大手の不動産会社さんに行くので、どうしたらいいかわからないという人たちが相談に来ます。認知症になって施設に入った親の荷物をどうしようとか、売りたいのか、直したいのか、解体したいのかも決まっていない。それぞれの複雑な状況を解きほぐしていく必要があります」(伊藤理事)

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