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マンションデベロッパーの大京グループで、不動産流通事業管理事業を行う大京リアルド(東京都渋谷区・海瀬和彦社長)は2012年10月3日、初めてのマンション1棟まるごと再生事業を開始すると発表した。
購入した物件は千葉県千葉市にある、築20年超の旧社宅。住戸数は23戸。専有部面積は約80平米。共用部、専有部ともにリノベーションし、3月の竣工を目指す。販売価格は未定。
同社では2012年4月にリノベーション事業部を発足。中古マンションを仕入れて再生した後に再分譲するというビジネスモデルを「リノアルファ」というブランドで推進してきた。ただし、マンションの専有部の再生のみだった。今回はそれとは異なり1棟を買い取り、再生を行う。
まずは建物診断を行い躯体、インフラの劣化を調査して修繕を行い、既存住宅性能評価A判定の取得を行う。共用部については、セキュリティ機能強化、バリアフリー化、デザイン性の向上などを行う。専有部については、新築同等の設備・間取りにバリューアップし、ユーザーの好みに応じてセレクトできるようにする。
「専有部だけのリノベーションと比べ今回は共用部まで含めた再生になり、そこが差別化のポイントになります。今後についても2棟、3棟と仕入れを進めていきます」(大京、グループ経営企画部広報室・河守仁志氏)。

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