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共有名義の不動産や、再建築不可物件など、訳あり不動産に特化して仕入れ、販売するのがネクスウィル(東京都港区)だ。前期は売上高約8億円、経常利益1億3000万円で、今期は売上高15億円、経常利益2億5000万円を目指す。あえて解決の難しい不動産に特化している理由、強みを、丸岡智幸社長に聞いた。
共有持ち分物件が増加
再販会社へ販売
同社は主に、共有持ち分や再建築不可の物件、空き家や、事故物件を持つ人から売却の相談を受ける。月100件ほどの問い合わせがあり、内訳は共有持ち分が最も多く40件、空き家が30〜40件を占め、再建築不可物件や借地権つき物件は各5件ほど。そのなかで解決して買い取るのは2割前後。
「他の不動産会社から断られた、兄弟、姉妹間の話し合いで解決できない、といった方から連絡がきます。大手不動産会社さんから紹介を受けることもありますね」(丸岡社長)
問題解決までの流れは、このようになる。例えば、兄弟3人が実家を相続し、行き詰まった場合。そのうちの1人から同社に依頼があると、まず3分の1の持ち分の権利を買い取る。

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