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Tunnel、インテリアを暮らしに最適化

Tunnel、インテリアを暮らしに最適化

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「グレーインテリア」がトレンド

 今年注目のインテリアトレンドは何か? インテリアや暮らしの実例写真を共有できるSNS「RoomClip(ルームクリップ)」を運営するTunnel(東京都渋谷区)のマーケティングDiv.広報である水上淳史氏に現在のトレンドを解説してもらった。水上氏は元々RoomClipの人気ユーザーで、インテリアトレンドに精通している。本記事では、7つのキーワードを紹介する。

Tunnel グレーインテリアグレーインテリア (ユーザー名 mil)

賢くおしゃれに

 1つ目は「グレーインテリア」。これはクッションカバーやラグ、ベッドリネン、カーテンなどをグレーにすること。2016年にトレンドとなった部屋を白くする「ホワイトインテリア」の流れが落ち着き、床や壁、家具はそのままにファブリック類をグレーにする「グレーインテリア」が人気を博した。

 この流れについて水上氏は「ファブリック要素が一旦白くなって、グレーになった。日常生活を送るのに汚れやすいファブリックが白だとメンテナンス・維持が大変。見た目中心で真似したスタイルを暮らしに落とし込んで最適化し、トレンド化していったのではないかと思います」と語る。

 2つ目は「ハーバリウム」。これは、瓶の中にドライフラワーと特殊な液体を入れたもの。「植物標本」として一部の専門家などに楽しまれていたが、メンテナンスせずに長期間植物を楽しめる手軽さが一般消費者に注目され、「2017年は爆発的に広がった」と水上氏。部屋の中で手間をかけずに植物を楽しみたいという思いから、多肉植物とエアプランツ、続いてドライフラワー、フェイクグリーンなどのブームが起きた。ところが、これらは枯れてしまったり、埃をかぶったり、意外と手入れの手間がかかる。ハーバリウムは瓶に入っており、全く手間がかからず、置く場所も選ばない。「最適な植物の楽しみ方としてハーバリウムが出てきたと感じます」と水上氏。

Tunnel ハーバリウムハーバリウム(ユーザー名 kira127)

 この2つからは、自分が気に入ったスタイルの写真を参考に、それぞれの暮らしに合わせて工夫を凝らし、洗練させていくという傾向があらわれている。

閉じた空間をオープンに

 3つ目は「キッズスペース」。キッズスペースは子供部屋ではなく、リビングの一角に子供のためのスペースを設けること。共有スペースに設けるからこそ収納方法を工夫し、リビングの雰囲気にもなじむ空間づくりが見られた。

Tunnel キッズスペースキッズスペース(ユーザー名 nekomusume)

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