音や香りの影響を検証、可視化
感性が空間にもたらす影響を科学的に検証、数値化している研究機関がある。KANSEI Projects Committee(東京都世田谷区)だ。
音や香りなど目に見えない感性の要素を、サービスや空間に取り入れたいという企業から依頼を受けて、検証を行っている。「感性の付加価値を取り入れたいニーズが高まっている」と柳川舞副理事長。
同団体は、音や香りを空間に取り入れることで、どのようにストレス軽減やコミュニケーション活性化、集中力向上につながるかを検証している。その方法は、例えば無音・無臭の空間と、音と香りのある空間で、それぞれ被験者に雑談をさせた。その様子をビデオで録画し、心理学者と分析。すると、香りと音がある空間の方が会話の中でジェスチャーが増えていた。音と香りの要素を空間に加えることで感情的な会話をするようになり、コミュニケーションが活性化することが分かった。
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