新年、第一弾特集は「リフォーム業界トレンド2020」だ。編集部では先行きが不透明なリフォームマーケットの未来を先読みし、今後重要となってくるテーマを4つに厳選した。それぞれの課題に挑み、常識を覆す経営を行うイノベーターの取り組みをリポートする。
AI、VRがリフォーム業を変える
4つの重要トピックスの1つ目が「テクノロジー活用」だ。ITの導入が遅れていると言われるリフォーム業界だが、少しずつ導入が進み、他社と差別化を図る企業が目立ってきた。中にはAIやVRを活用してプランニングのあり方そのものを変えようとする会社も出始めている。
2つ目が「職人不足対策」だ。「職人が十分に足りている」というリフォーム会社経営者はほぼいない。受注が取れても、工事が終わらない、そんな状況が現実になりつつある。どう職人を確保するのか、育てるのか、経営において「施工」の重要度が増している。
3つ目が「新築神話崩壊」。新築一戸建てが「夢のマイホーム」という時代は終わりつつある。主役は今まで見向きもされなかった「中古住宅」。無理して高いローンを組みたくない、建物より立地が大事、そんな新たな消費ニーズが台頭する中、呼応するように増え続けているのが中古住宅の売買仲介とリフォームを組み合わせたビジネスモデル。その真相に迫った。
4つ目は「人材・組織の強化」。人材採用難の時代、人・組織をもう一度見直し、強固な体制作りを始めなければ生き残れなくなってくる。最小の投資で最大の効果を発揮する生産効率アップを課題に抱える経営者は多い。また、社員満足度を重視した経営も増えてきた。
この4つのテーマの記事は、1月13日号、20日号にも続き、3週連続特集になります。(編集長 金子裕介)
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