「駅近空き家」48万戸狙う
住友不動産(東京都新宿区)の新築そっくりさん事業部は2月7日、空き家のリフォームを本格的に開始した。リフォーム後の利用方法は従来の住宅だけでなく、民泊やシェアハウス、グループホームなど用途変更にも対応していく。
そっくりさんが改修を手掛けた民泊物件
ターゲットは全国846万戸ある空き家のうち駅から1km以内にあり、簡易的な手入れで活用可能とされる約48万戸。これを用途変更して利活用したいと考える個人または法人にPRしていく。
工事はそっくりさんと同様に、リビングや浴室など空間ごとをグレード別のメニュー分けた定額制で行う。また、工事のほか各役所への申請や許可などの取得も同社が実施する。「消火設備などの設置など、用途によって住宅とは違った工事が必要になりますので、工事単価は通常のそっくりさんより若干高くなると想定しています」(広報部担当鈴木俊哉氏)
過去には東京都大田区の特区民泊第1号物件を手掛けたこともあり、同社は全国企業としてPRを行うことで空き家活用の相談先に悩むユーザーの需要を掘り起こせると考えている。
新築そっくりさん事業は今期1230億円の売り上げを計画している。

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