北海道札幌市を中心に事業展開する札幌東急リフォームは、2011年11月から販売を開始した断熱リフォームの営業に本腰を入れて取り組む。これまでも開催してきた現場見学会の回数を増やすなどして、2013年は年間10棟の施工を目指す。

「ハイレベル」タイプで1坪6万円
「今年の実績は2棟で、一般ユーザーの断熱に対する認識はまだまだ低いと考えています。断熱リフォームの良さを実感してもらうために、同商品の完成見学会を、来年は5回ほど開催する予定です。また来年は札幌版次世代住宅基準の補助金制度がリフォームにも適応される可能性があり、需要の高まりを見込んでいます」(同社平岡店の鎌田直貫店長)
同社が提供する断熱リフォーム「パッシブモード」は、4つのグレードタイプから選べる定額商品。断熱性能(熱損失係数)0 ・7以下の「ハイレベル」の場合、1坪6万円となる。施工内容はロックウールで外断熱を行うほか、開口部には三層ガラスLow_Eを採用し、熱交換率85%の高い性能を持つ換気システムを使用する。一般ユーザーへは、同商品によって冬の灯油使用量が3分の1になることをPRしていく。
同社の受注数は、年間400件で、フルリフォームはそのうち10件ほど。来年はフルリフォームの施工数15〜20棟を目指す。同社の前期売上高は5億5000万円。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
WEB限定記事(2025/07/03更新)
-
1654号(2025/06/23発行)25面
-
1654号(2025/06/23発行)31面
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)21面