リフォーム業界の実態を明らかにする企画。今回のテーマは「施工管理・トイレ」。各社どのようにトイレの施工管理を工夫しているのか、6社に調査した。
節水タイプトイレのトラブル例も伝達
スペース・プランニング(千葉県松戸市)は顧客満足度を高め、OBからのリピートを促進し、売上の7割を占める。中でも工事での満足度を下げないように効率化を徹底する。
同社はマンションのリフォーム依頼が多い。マンションのトイレは戸建てと違い、一つしかない。施主へ迷惑をかけないよう、より早い作業が必要だ。作業時間は1日で、なるべく早い時間に完了させる。「夜までにトイレを使っていただけるよう、午後6時の完工を目標としています」と目黒睦也社長は話す。
作業工程を短くするポイントの一つ目は、施主への説明と作業を同時並行させること。施工スケジュールはこうだ。作業は午前9時開始。営業担当者は、30分ほど滞在する。最初は顧客にその日行う工事について説明。この時、設備会社がトイレの解体作業を同時並行で進める。すぐに内装会社の作業が開始できるようにするためだ。その後、営業、内装と設備の職人たちが集まり、打ち合わせを行う。

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