ナカヤマ、20店を移転拡大し300億円突破

　ナカヤマ（埼玉県上尾市）が今期売り上げ300億円突破に向け、新規ショールーム出店と既存店舗の拡大リニューアルを続けている。今年は2月16日の愛知県小牧ショールームのオープンをはじめ、3月9日には徳島ショールームを移転した。さらに4月13日に横浜鶴見（神奈川県）、5月18日板橋（東京都）、6月22日（東京都）と立て続けに新店を開設予定であり、現在の店舗数は110店舗を超えた。

16日にオープンした小牧ショールーム。オープニングイベントには250組来場。

　「今年は既存店舗の移転も積極的に行っています」（西野純一常務取締役）

　従来の店舗面積は100坪ほどが一般的であったが、順次200坪の店舗への移転を繰り返している。同社では外壁材のほか、システムキッチン、ユニットバス、床材、屋根材など自社生産商品が増加しており、100坪の店舗ではその全てを展示することができない状況にあった。目下、自社商品点数のさらなる増加により、展示先となる店舗面積を広げる必要性が出ており、今年は約20店舗ほど移転する計画だ。

　「近々では元が90坪であった徳島ショールームを大型スーパー跡地に移転し、展示面積だけで180坪のショールームとしてリニューアルオープンしました。また、フィリピンの自社工場も生産能力を拡大しており、現在４万平米の敷地を3、4年で25万平米にする予定です」（西野常務）

　また、同社では売り上げの約3％を販促費用とし、以前はチラシ配布が販促費のメーンとなっていた。しかし、4月からはテレビCMを月5,500万円に倍増し、チラシとの販促費用の割合が約半分ずつになる予定だ。

　「CMには新しく元バレーボール選手の川合俊一さんを起用しました。劇的ビフォーアフターやゆうゆう散歩のスポンサーになっていますので、4月からはそこで流す内容をリニューアルします」（同常務）