初の1億円超えを達成
東京都世田谷区内を軸に営業する松陰会舘は、ガス事業からリフォーム事業への転換を図っている。強みの自社職人による施工を売りにして受注を伸長。前期売り上げは、初めて1億円を超えた。今期は、ショールームをオープンし、集客力強化を図る。
トイレリフォーム3倍に
若年層にも興味を持ってもらえるよう、アイアン塗装やアクセントクロス、配線ダクトレールによる照明を展示
同社の強みは自社施工。工務を内製化し、トイレ、キッチン、給湯器、電気工事は自社職人5人で対応する。「外注しない安心感、施工単価を抑えられる点が強みです」(黒田歩執行役員)
この強みを、チラシでも生かす。新聞折込チラシは年3回、本社から半径2、3km圏内に1回約3万部まく。前面ではトイレやキッチン、洗面化粧台を出す。これは、自社施工できる工事だからだ。
その結果、同社は前期初めて、リフォーム売上高が1億円を超えた。その前の期は約9500万円。その理由が、トイレリフォームの増加だった。これまでのトイレリフォームは、トイレの一部交換程度で、トイレ本体のリフォームは10件に満たない程度。しかし前期は26件、トイレ本体のリフォームを受注した。折込チラシでもトイレをアピールしており、それが実を結んだ。

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