外構・エクステリア工事もリフォームも提案できる。この二刀流で他社との差別化を図っているのがアルファテック(栃木県小山市)だ。前期のリフォーム売上高(外構・エクステリア工事を含む)は4億7000万円。今期の売上高は約4億8000万円を目指す。
外構・エクステリア工事例。外構・エクステリア工事もリフォームも提案できる点が差別化になっている
実績が決め手に
同社は創業当初から外構・エクステリア事業を手掛け、15年ほど前からOBからの問い合わせに応える形でリフォームを強化した。外構・エクステリア工事の主なターゲット層は築5年未満の戸建て住宅。一方、リフォームの主なターゲット層は同社が新築や築浅時に外構・エクステリア工事を手掛け、リフォーム適齢期を迎えたOB顧客だ。売上高の割合は外構・エクステリア工事が7割、リフォームが3割、件数の割合は外構・エクステリア工事が6割、リフォームが4割。
最大の強みについて、望月俊彦社長は「外構・エクステリア工事とリフォームを同時に提案できる点」と話す。「他社はリフォームに特化した提案をする一方、当社は外回りも家の中も提案できるため差別化につながっています」と語る。
同社の「勝ちパターン」はこうだ。施主宅の雑草だらけの庭に対し、庭を放置すると将来の手入れが負担になると説明する。内装などを工夫しながら室内の予算を抑え、外も中もリフォームすることを提案。他社は外構の提案はできないため、差別化につながり受注が決まるという流れだ。

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